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【abceed版併用がオススメ】金のセンテンスの使い方【金フレとの比較も】

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こんにちは、TOEIC900点ホルダーのザトーです。

TOEICの単語帳としては、金のフレーズ(金フレ)が圧倒的に有名ですよね。

当ブログでも、過去記事において何度もオススメ参考書に挙げています。

そんな金フレですが、金フレファミリーとも呼べる参考書達があるのはご存じでしょうか?

  • 出る単特急 金のフレーズ・・・通称金フレ
  • 出る単特急 銀のフレーズ・・・通称銀フレ、500点が取れない層に推奨
  • 出る単特急 金のセンテンス・・・通称金セン、金フレ+αの英語表現を短文に濃縮した参考書
  • 出る単特急 金の熟語・・・熟語や会話表現にフォーカスした参考書
  • 上級英単語特急 黒のフレーズ・・・通称黒フレ、上級者向け
  • 超上級単語特急 暗黒のフレーズ・・・通称暗黒フレ、さらに上級者向け
金フレファミリー

この中で、銀フレ・黒フレ・暗黒フレは難易度が違うので、金フレとの違いが明確ですね。

また、コンセプトが異なる金の熟語も金フレと大きく差別化が出来ています。

すると。金フレと金センは姉妹書ですが、ターゲット層がかなり被っていますよね。

金フレと金セン

「金センと金フレは何が違うの?どっちからやればよいの?」と迷われている方のために、こちらの記事を書いています。

※当ブログはアフィリエイトプログラムに参加していますが、教材の無償提供などは受けず、公平な目線で記事を書いています。

金センの特長

金センでは金フレに掲載されている全ての見出し語(1000語)を含む約1500の単語・表現を360の英文に濃縮した1冊です。

大学受験の超定番のDUO3.0のTOEIC特化バージョンと思って頂ければ良いかと。

※当ブログのDUO3.0の解説記事はこちらをどうぞ↓

重要なことですが、金センには金フレの見出し語が全て網羅されています。

金フレを進めている途中だけど、金センに乗り換えたい・・・という方もいると思いますが、これは全く問題ないことがわかりますね。

さらに金センには、受験者内で差がつく難単語(例えば、【accolade:栄誉】英検1級レベルの単語です)が含まれています。

また、360の英文に濃縮されていることで、音源(英語のみ)を使うことで約45分で一周することができますので、復習しやすい参考書になっています。

金センで目指すことができるスコアレベルは?

これは、リスニングや文法などの力にも関わるので、何とも言えないところですが、金センを完璧にすれば800点を超えるための基礎レベルの力は十分に身に付くと思います。

※ここでの「完璧」とは金センの例文が十分頭に染み込んでおり、また、問題なくリスニングできる状態

近年の難化したTOEICでは900点を確実に取れるかというと「人による」としか言えませんが、少なくとも900点を目指すうえで「語彙」が露骨に足を引っ張るようにはならないのかなと思います。

金センではもの足りない!という方は黒フレに手を付ければいいと思いますが、優先順位としてはまず金フレかと。

金フレを終わらせた後に取り組むべきか?

金センに手をつける方のなかには、「金フレを終わらせた後に取り組まないといけないのか?」と不安になる方もいらっしゃるかなと思いますが、そんなことはないと個人的に思います。

そもそも、金フレの見出し語は全て金センに網羅されているので、金フレで覚えていなくても金センで覚えれば良いだけです。

また、金フレは良書ではあるのですが、レイアウト上、和→英(例えば、犬→dog)で覚えるようになっていまして、大半の参考書で採用されている英→和(例えば、dog→犬)と異なっているので使いずらさを感じる方もいるかと思います。

対して、金センでは英→和の多くの単語帳と同様のレイアウトなので、こちらの方が使いやすいと思う方も多いでしょう。

※まだ金センが無かったころ、金フレを覚えるために、見出し語をAnkiに打ち込んで覚えたことがあります。

また、金センは先述したように「音源を使っての周回がしやすい」ということもあり、何度も回して覚えるにあたり有利だと思います。

金フレも良著ですが、金センの方が個人的には好みです。

ただし、人によると思うので、実際に手に取って比較すると良いでしょう。

挫折しにくい進め方

ここまで書いたように金センは非常にオススメできる一冊なのですが、挫折する方も多い一冊かなと思います。

その挫折事例でありがちなのが、「最初から文章の暗唱を目指す」「書き取り10回などの厳しすぎる作業を自分に課す」「単語毎で最初から完璧に覚えようとする」といった学習方法。

どれも、私が高校生の頃にDuo3.0でやりかけた学習法です。

しかしながら、金センに取り組む層がこれに取り組むと高確率で挫折すると思われます。

頭から完璧主義で覚えていくと、1周に極めて時間がかかるので「1周やりきった達成感」や「やりきったことで英語力が上がった実感」が得られにくく、1周終わらせるのに「鋼の精神力」を必要とします。

さらには、鋼の精神力で1周目を終えたとしても、2周目を始めるころには、1周目に覚えた内容をほとんど忘れてしまっており、心が折れやすいです。

※これは私も過去に何度も経験しております。「漫画家を目指す人がいきなり設定を練りに練った大長編の漫画を描こうとするのと同様に」いきなりハードルが高すぎるゴールを設定しても高確率で挫折します。

それではどうすれば挫折しない勉強ができるか?説明していきたいと思います。

まずは本を4分割すべし

先述したように、頭から進めていくと、一冊が終わることには最初の方のページの内容を忘れている・・・ということが起こりがち。

これには復習間隔を短くすることが有効です。

一番有効だと思うのは、本を4分割してしまいましょう。

001-100:Station1

101-200:Station2

201-300:Station3

301-360:Station4

と分かれているので、Station1を何周かしたらStation2に進む・・とした方が成長を実感しやすいと思います。

また、Station4には難しめの語彙(一部の語彙は英検1級レベル)が集中しているので、そういった意味でも金センに取り組む層はStation4は「ラスボス」として後回しにした方が良いかなと思います。

文章単位で意味が取れるようになってから、単語毎で覚える

次に、大事なポイントとして、金センを使う上で、「単語毎で意味が取れるようになる」は最終段階にした方が良いです。

なぜなら、最初から単語単位で覚えようとすると、「金セン」を使う最大のメリットである、少ない例文にTOEIC頻出表現が集約されているメリットが全く生かせません。

さらには、金センに出てくる表現には例文単位で触れた方が有利です。

なぜなら、TOEIC試験本番では「金センの例文と同じような使われ方」で出会うことが非常に多いから。

Part5であれば、「この使われ方、金センで見たことがある」と瞬殺できますし、例文での使われ方が頭に少しでも引っかかっていれば、可算/不可算や、自動詞/他動詞などの知識を問う問題でも、「自然に感じる方」で正解を選ぶ確率が高まります。

「文章毎で聞いたときに意味が取れる」状態を目指して、その上で単語毎でも思い出せるようになることをオススメします。

具体的には、次のように学習を進めると良いと思うので、参考にしてみてください。

  1. 例文を精読して、文構造を取り、英文→和訳の意味になるロジックを理解する
  2. 理解した例文を何度もリスニングしたりシャドーイングしながら、例文に多くの回数を触れる(最低10回、隙間時間に何度も聞くことが大事)
  3. 聞いて理解できない部分があれば都度確認してメンテする→ほぼ完ぺきと感じたら次のStationに進む
  4. 4Stationまで終わったら、②の例文の高速周回と並行して、単語毎に定着しているか確認する

単語単位で覚えたいときにはabceedが超オススメ

単語単位で覚えたい場合、abceed版で学習するのがオススメです。

いわゆるデジタルな単語帳機能があり、単語を覚えるのに滅茶苦茶有用です。

詳しい使い方を過去記事で書いているのでよろしければどうぞ↓

最後に

こちらの記事がTOEICに向けて学ばれている方にとって、少しでも助けになれば幸いです。

TOEIC学習者にオススメのアプリの紹介はこちら↓