こんにちは、英検1級&TOEIC965点(R満点)ホルダーのザトーです。
私が(十数年前の)大学受験時代にやりこみ尽くした『DUO3.0』(以降、DUO)は、超高効率で英語力を底上げしてくれた参考書です。
私がセンター試験で192/200を取ったのは、ほとんどDUOのおかげだと思っています。
※ちなみに、高2の冬時点では100/200ぐらいでした
十数年前から時代が流れ、不朽の名著であったDUOに一つの大変革(sea change)とも言える出来事が起きました。
それは・・・アプリ「abceed」対応です。
「abceed」はiPhoneにもAndroidにも対応していますので、ほぼ全てのスマホユーザーがこの恩恵にあずかることができます。
それだけ?何言ってんだこいつ、、と思われているかもしれませんので、DUOのabceed対応により、DUOがどれだけ強化されたかをこちらの記事で解説していきたいと思います。
※abceedでのDUO3.0の使い方に特化した記事を書きましたので、使い方に関する情報をお求めの方はこちらにどうぞ↓
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従来DUOの欠点その①:CD等の別売品が高い
これはお金が自由に使いにくい高校生には深刻な問題だと思うのですが、DUOの問題点の1つとして、CDなどを揃えると高いということがありました。
DUOファミリーの’23/6時点のAmazon価格は↓の表のようになっています。
DU3.0本体 | 復習用CD | 基礎用CD | ザ・カード |
1,320円 | 1,320円 | 3,080円 | 3,080円 |
全部そろえると8,800円!なかなかインパクトのある金額ではないでしょうか?
実際のところ、基礎用CDやザ・カードは「有用であるにも関わらず」金額が理由で見向きもされていないことが多々あるように思います。
(少し毒を吐くと、基礎用CDを買ってすらいないのに「基礎用CDは不要です!」と断定的に書いているブロガーさんも散見されますね)
お金の面以外にも、iPhoneが存在しなかった23年前とは異なる、今どきの学習環境を考えると、「CDからの読み込みが面倒なので、せめてMP3で音源をダウンロードできるようにしてほしい」という意見もあるのではないかと思います。
その大きな欠点が、abceed版では改善されました。
abceedでDUOを見てみましょう。
サブスクプランに加入、もしくは、個別に書籍を購入した状態でこの音声をタップすると・・・
ご覧のように、アプリ上で「復習用」「基礎用」両方の音源を聴くことができますね。
※私も勘違いしていましたが、abceedではほとんどの参考書について無料で音声を聞くことができますが、DUO3.0のように音声(無料)の記載が無い参考書についてはサブスクに加入、もしくはabceed上で書籍を購入しないと音声を聞けないのでご注意下さい。
◯補足(2023年11月時点の情報)
abceedの「アプリ上」では書籍の個別購入ができず、サブスクの申し込みしかできなくなっています。以下のリンク先の「abceedストア」で個別に購入できます。
※リンクを踏みたくない方は「abceedストア」でグーグル検索して下さい。
DUO3.0だけを使いたい方にとっては、サブスクではなく書籍を個別購入した方がお得です。
詳細はこちら↓
DUOの欠点その②:単語毎の復習が困難
DUOでは例文単位で英単語を覚えることができるので、復習用音源を使って短時間で復習できることが大きな特長の1つです。
一方で、単語毎に復習するには向いていないことが欠点の1つです。
「例文単位で理解できる段階」⇒「単語単位で確実に理解する段階」へのステップとして、適切な学習方法が今まではありませんでした。
そのため、「単体でわからない単語をピックアップして自作の英単語帳で覚える」ような作業が必要でした。
2000年にDUOが発売して以来、この課題は長らく解決されていなかったのですが、ついに解決されました。
それが、abceed対応なのです。
DUO3.0の見出し語毎のフラッシュカードが用意されたアプリの登場により、この弱点が完全に消えました。
※使い方の記事に詳細を書いていますので良かったらどうぞ↓
abceed版が圧倒的に最高な理由のまとめ
以上、DUO3.0のabceed対応が学習環境に大いなる変革をもたらしたことを説明してきましたが、従来とabceed版の違いを表にまとめました。
DUO3.0ファミリー全部 書籍+基礎用CD+復習用CD+ザ・カード | abceed版 (購入orサブスク) | |
本体 | 書籍 1,320円 | アプリ上買い切り 1,200円 |
復習用CD音源 | ○ 1,320円 | ○ |
基礎用CD音源 | ○ 3,080円 | ○ |
例文毎 フラッシュカード | ○ 3,080円 (紙の単語帳) | ◎ (デジタル) |
単語毎 フラッシュカード | × | ○ |
合計金額 | 8,800円 | 1,200円 (買い切り時) |
おわかりいただけたでしょうか?
CDを買う必要がなくなり、デジタル化により学習効率も大幅に向上しました。
これから学習する人はアプリ版を強く強くおすすめします。
大学受験生にはアプリ「mikan」のサブスクもオススメできる
「アプリ「mikan」でも単語毎にフラッシュカードで覚えられるんじゃないの?」と思うDUO通の方もいると思うので、mikanではなくなぜabceedをオススメするのか解説しましょう。
ちなみに、mikanでも復習用と基礎用の音源を聴く機能はありますので、abceedと同様のことができます。
単純な話、mikanが「DUOだけを」学びたい人にとっては高いのです。
単語毎のフラッシュカードはLiteプラン、例文毎のフラッシュカードはPremiumプランのサブスクに加入しなければなりません。
キャンペーンによっても多少変わると思うのですが、’23/6時点ではLiteプランは600円/月、Premiumプランは1000円/月の月額がかかります。
abceedでは1,200円の買い切りでほぼ同様のことができるので、現状、DUOのためだけに積極的にmikanをサブスクする理由は無いかなあと思ってしまいます。
しかし、これは「DUOのためだけに」の枕ことばがあっての話。
mikanはabceedとは違い、大学受験向けの参考書が充実していますので、そういったコンテンツに魅力を感じる方にとってはサブスクする価値があると思います。
大学受験生であればmikanのサブスクで使える参考書を見てから判断することを強くオススメします。
abceed版だけあれば本は要らないか?
ここまで、abceed版を強く強く強く勧めてきましたが、個人的にはDUOの本だけは買うことをオススメします。
というのも、例文の文構造を理解することが第一ステップだと思いますが、abceed版のフラッシュカードは、そのような用途にはあまり向いていません。
DUOの1周目をこなすレベルの学習者であれば、個人的には本に書き込みながら文構造を理解していくことをオススメします。
少なくとも最初の1周だけは紙版を使うことをオススメします。
注意事項として、私はサブで使う場合は「紙の本」を想定しています。
kindleなどの電子書籍も存在していますが、abceedアプリ内に本の内容を見ながら基礎CDの音源を聴くことができる機能がありますので、kindle版はabceed版の劣化だと個人的には思うのでおすすめしません。
※abceedで単体購入するときは、本を持っていると割引になる「本割」がありますので、両方買う方は本を先に買いましょう。
◯補足(2023年12月時点)
公式サイトに手順が記載されていますのでリンクをこちらに貼ります。
・書籍の表紙画像
・アカウントに登録されているメールアドレス
をabceedサポート窓口にメールで送ることで、割引クーポンを受け取ることができます。
※以前は、わかりやすい場所にあった「紙割」ですが、今では存在を知らないと気づきようがないので注意が必要です。
最後に
何度も恐縮ですが、当ブログにて、abceedを使ったDUO3.0の勉強法も紹介していますので是非こちらも読んでいってください↓
書籍版が前提の勉強法はこちら↓
TOEICを目指す方にオススメのアプリの紹介はこちら↓