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【実録】(2021年度)英検1級2次試験【完全再現】

実録英検1級2次試験
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英検1級 2次試験面接(スピーキング)の勉強法・使用した参考書

2次試験に挑む方が試験本番をイメージできるように、やり取りを全て書き下ろしています。

私は1回落ちたので、2回受験していますが、不合格の回では頭が真っ白になり、ほとんど記憶が無いので(笑)、合格した回を詳細に再現します。

簡単な日常会話編

試験官A日本人「私はAです」

試験官Bネイティブ「私はBです」

ザトー「私はザトーです」

試験官A「自己紹介して頂けますか?」

ザトー「私は電機メーカーに勤めているエンジニアです。サステナブルな製品を産み出せるように、ハードに仕事をしております。」

試験官B「それはチャレンジングな仕事に聞こえるね。」

ザトー「ええ、私の仕事には困難なことがたくさんあります。そのため、世界中のベストパートナーと協力する必要があると考えており、それが私が英語を学ぶ理由です」

試験官がオーバーリアクション気味にうなずいてくれた!つかみは良さそう。

※自己紹介ではこのように、突っ込みどころを用意して、追加質問を誘導することをオススメします。

試験官B「ところで、今日は休日だけど、普段のお休みは何をしているの?」

ザトー「妻と2人で暮らしているので、妻と良く出かけます。妻が好きなので、水族館に良く行きます。」

試験官が愛想笑いしてくれたところで日常会話パートは終了。

2分間スピーチ

試験官A「あなたの机の上に問題シートがあります。今から裏返して、1分間で、テーマを1つ選び、スピーチの準備をしてください。今から開始します。」

No.1に「人類は動物の権利を極度に搾取しているか?」が見えて、動物テーマはコンテンツブロックを用意していたのでこれに決める。

他のテーマもチラ見はしたはずだが全く記憶がないので、ほぼ即決だったと思う。

使うコンテンツブロック2つを記憶から引っ張って準備完了。時間は余るぐらい。

試験官A「それでは選んだテーマを教えて下さい。」

ザトー「私はテーマNo.1「人類は動物の権利を極度に搾取しているか?」を選択しました。」

試験官A「OK。それでは、2分間スピーチを始めて下さい。」

ザトー「私は人類は動物の権利を極度に搾取しているという意見に以下の2つの理由で反対します。

第一に、動物実験を廃止すべきと主張する人もいますが、私はそう考えません。

確かに動物の命を守ることは大事ですが、人命を守ることの方が大切です。

なぜなら、~英検1級最短合格!英作文問題完全制覇のコンテンツブロック11-11~です。

※参考書の模範例文の内容完コピのため、著作権に配慮して省略します。

第二に、肉食を止めるべきと主張する人もいますが、私はそう考えません。

【ベジタリアン】や【ビーガン】といった言葉はヘルシーなライフスタイルのイメージを想起させます(conjure up the image of)が私はこれは間違いだと考えます。

なぜなら9種の必須アミノ酸を欠いたベジタリアンな食生活は、ベジタリアンを病気に弱くします。

さらに、ベジタリアンな親は子供をベジタリアンになるように良く強制しますが、これは大きな問題です。

そのような食生活は、子供の精神的・肉体的な成長を妨げる(hinder)でしょう。

(ここで時計を見たら結構ギリギリだったので短い締めのフレーズを選択する)

要するに(To sum it up)、以上2つの理由から、私は人類は動物の権利を極度に搾取しているという意見に反対します。」

ここで終わった感を出すためにうなずく。

試験官A「ありがとうございます。それではいくつか質問させていただきます」

質疑応答

試験官A「あなたはこのトピックでビーガンやベジタリアンの批判をしましたが、この論点と関係ありますか?」

ザトー「私が意味するのは、ビーガンは動物を食べるために殺すのは良くないことだと主張しますが、私はそれに反対だということです」

試験官A「あー、はいはい、そういうことね。わかりました。」

※質疑でリカバー出来たので良かったですが、スピーチでこの下りが言えていればベストでした。

試験官B「君は動物実験をすべきと言っているけど、代用技術があると主張する人もいるよね?それについてはどう思う?」

ザトー「そうですね、細胞繊維のみを使う技術やコンピューターシミュレーションといった代用技術があるのは知っています。しかし、直ちに置き換えるのは難しいと思います」

試験官B「うーん、君は代用技術が動物実験を置き換えると思う?」

ザトー「うーん、Yes。しかしずっと先の話です。」

※この質疑は50点ぐらいですね。初めの質問できっぱりと「動物実験の代用は無理」と言いきれなかったことで、どっちつかずな回答になってしまいました。質疑はYesとNoを明確にするのが基本です。

試験官B「ところで、君は肉食に賛成なようだけど、ビーガン食ってあるよね?それで代用出来ると思う?」

ザトー「いいえ、そう考えません。先に申し上げましたように(As I mentioned before)、ビーガン食は9種の必須アミノ酸を欠いていますので、代用は不可能と考えています。」

※As I mentioned beforeは便利フレーズなので覚えておくと良いです。理由を追加で述べれればベストですが、こんな応答でも御の字でしょう。

試験官A「ザトー、話は変わるけど、あなたは遺伝子組み換え食品(GMO)についてどう思う」

ザトー「私はGMOは人体に有害な可能性があると思いますなぜなら~英検1級最短合格!英作文問題完全制覇のコンテンツブロック11-13~だからです。」

※こんな風に、スピーチの周辺テーマが問われることがあります。これは100点満点の回答だったと思います。

ここで時間終了。

試験結果

試験結果はこんな感じでした。

ショートスピーチの減点は、「第二の理由がロジカルに主題とつながっていない」からだと思います。

コンテンツブロック作戦の場合は、「つなぎ文」が大事ですね。1分間の準備時間は余るので、その時間でしっかり「つなぎ文」を考えると良いと思います。

インタラクションは比較的高得点でした。

とにかく「黙り込まないようにする」を意識するとよいです。

コンテンツブロックを暗記していたGMOについて聞いてくれたおかげで上がったと思うので、質疑応答対策においてもコンテンツブロック暗記は役に立ちます。

途中にいくつか明らかなミスがありましたが、合格出来ているので「こんなレベルでも英検1級の2次試験を合格できるんだ」と感じていただければ幸いです。

こちらの記事が皆さんの英検1級合格の一助になれば幸いです

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