勉強の基本のおさらい
↓の記事で、英単語を勉強するには、「覚えようとすること」と「効率的に復習すること」が大事と書きました。
これをシステマティックに行うためには、単語帳のような「記憶を思い出す勉強」をしながら、「覚えた単語と覚えていない単語の仕分け」をするのが効率的です。
しかしながら、「単語帳の作成作業」は時間を取られる「作業」なので、可能であればやるべきではないと考えます。
「作業」と「勉強」の違いについては、↓の記事をご覧ください。
英語学習にかけることができる時間が有限な私たちは時間を金で買うことを、まず最初に検討すべきです。
そこで、私が真っ先にオススメするのはアプリ「abceed」を活用することです。
「私が英語学習した中で非常に有用で、abceed無しでの学習は考えられないぐらいに活用したので、皆様にシェアしたい」という想いでこちらの記事を書いています。
英語学習者の間で有名なanki(デジタル単語帳)もあるのですが、こちらはエクセルなりで単語帳を作成する必要があり、少なからず「作業」をする必要があるので、万人にはオススメしません。
「TOEICで900点を取得した後に、英検1級受験に向けて語彙力強化をする際に必要になる」レベルだと思います。
TOEIC対策ではabceedで十分と言っても言い過ぎではないでしょう。
※当ブログはアフィリエイトプログラムに参加していますが、教材の無償提供などは受けず、公平な目線で記事を書いています。
abceedで英単語を覚えるメリット
abceedをオススメする理由を挙げましょう
・ほとんどの主要な参考書に対応している
これが第一のメリットです。
少なくとも、TOEIC向けの電子単語帳の中では、「必要十分」です。
当ブログでは、TOEICの目標スコアレンジごとに以下の参考書を紹介してきました。
ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!
出る単特急 金のフレーズ
上級単語特急 黒のフレーズ
これらの参考書は、全てabceedで購入可能です(※’22/7現在)
●復習がしやすい
英単語の学習を効率的に行う上で、「知っている英単語に時間をかけずに、知らない単語に時間をかけること」が大事です。
これをアナログにやろうとすると、「単語カードを記憶の定着度毎に○△×に分別して、×は毎日、△は週一、○は月一復習する」ようなことをやる必要があり、時間の無いサラリーマンにとってはハードです。
※私は大学受験勉強時に↑のようなことをやっていましたが・・・(遠い目)、令和の時代にそぐわないと思います。
abceedでは、知らない単語と知っている単語で簡単に分別出来て、知らない単語だけを復習することが簡単ですので、アナログな作業が一切不要です。
abceedを使う場合は本も買うべきか?
これは意見が分かれると思いますが・・・個人的には「買うべき」です。
abceedのアプリだけだと、「試験前にペラペラめくって総復習」が非常にやりにくいです。
本だと、これが出来るので、TOEIC当日の朝にザっと目を通すには最適です。
「TOEIC向けの単語帳を本で揃えたところでもせいぜい1万円以下」なので、「勉強のしやすさをお金で解決する」と思えば、どちらも買うのが個人的にはオススメです。
※本を持っていると、abceedアプリ上で購入するときに「割引」になるので、本⇒abceedの順番で購入することだけ、お気をつけてください。
abceedの活用法(設定編)
abceedで英単語を覚える上で、オススメの設定方法を教えましょう。
まず、アプリ上で参考書を選択すると、↓の画面になりますね。
設定画面に進むために、「アプリ学習」をタップしてください。
すると、次の画面になります。
この画面で、右上の歯車をタップすることで、設定画面に進みます。
こちらの画面では、↑のように設定するのをオススメします。
要復習・?をつけた問題・間違えた問題のみにチェックをつけることで、復習すべき英単語のみ復習することが出来ます。
また、1回の学習問題数(単語)は20問にすると良いでしょう。
この数値は、多い方が記憶の定着に良いことが統計的に示されています。(※中田 達也「英単語学習の科学」より)
しかしながら、100などの大きすぎる数値にしてしまうと、1セット終えるのにかかる時間が長くなるので、隙間時間に勉強しにくくなります。
このトレードオフがありますが、私は長年abceedを使い続けた結果、20個に落ち着いていますので、これが個人的な最適解と考えています。
デフォルトだと、「復習の学習法」が「クイズのみ」になっていますが、「仕分け+クイズ」にした方が良いです。
「単語を覚えた判定」を「クイズ(4択クイズで正解)」or「仕分け(英単語を見て意味が浮かぶか)」のどちらかに設定できますが、「仕分け」にすることをオススメします。
この理由は後述します。
abceedの活用法(実践編)
一度も勉強していない単語帳を開くと、↓の画面が出ています。
「未学習」を押して勉強を始めます。
「仕分け」なので英単語を見たときに、日本語の意味が思い出せるかどうかで「わからない」「わかる」を分別します。
上で接待した学習問題数(単語)の「20問」について分別していきます。
20問全て分別し終わると次の画面になります。
今回は19/20の単語が既知の単語でしたが、20/20を単語の日本語の意味が思い出せるようになるまで「もう一度」で復習しましょう。
この手順は、初めて取り組む単語帳(ほとんどが知らない単語)の場合は6周ぐらいかかることもあります。
単語学習の中でも一番大変なところですが「覚えようとする」ために絶対必要なので、ここで横着しないことが大切です。
また、個人的には「確認テスト」の4択クイズはやらなくても良いと考えています。
消去法や単語のパーツからの推測で当たってしまうことがほとんどで、脳への負荷が低く、あやふやな記憶でも当たってしまいます。
私も「4択クイズ」をベースに数カ月勉強していたことがありますが、「4択クイズ」で覚えた気になっていた単語が、「仕分け」だと日本語の意味が全然思い出せない・・・ということが多々ありましたので、私には合わないと判断して使っていません。
とはいえ、向いている方もいると思いますので、試した上で好みで決められると良いでしょう。
20/20になったら「次へ」を押しましょう。
この時点で、単語帳の習得モード画面はこのようになっています。
「わからない」を1度でも選択した単語が1個だったので、「復習1問」になっています。
大変なところですが、まずは未学習がゼロになるまで、「未学習」を押して進めましょう。
未学習がゼロになると、↓のような状態になります。
わからないを1度でも押した単語が「25個」なので、「復習25問」になっています。
「復習25問」のボタンを押して、1週目の勉強と同様に、20/20が「わかる」になるまで復習していきましょう。
「復習」を10周近く繰り返していくと、初回学習時に「わからない」を選んだ単語がほとんど楽勝になってしまう、ということが起こります。
その場合は、学習をリセットしましょう。
参考書のトップから、「データ削除」⇒「習得データを削除」を押すと、全ての単語について最初からやり直しになります。
ある程度覚えた状態で再び仕分け作業を行うことで、「何度やっても記憶に残らない単語」が絞り込めるので、復習効率がさらに上がります。
最後に
abceedは簡単に誰でも使える最高の英単語学習ツールですので、みなさんも是非これを活用して、英単語力を底上げされることをオススメします。
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