英検1級、TOEIC900点ホルダーのザトーです。
「英語の勉強法をネットで調べて、オススメの参考書はわかったけど、どうやって勉強したらいいかわからない」
「独学で英語の勉強を始めたけど、TOEICのスコアが上がらない」
そんな悩みをお持ちの方のためにこちらの記事を執筆しました。
私も、かつては同じ悩みを持っていました。
私はこれまでに10冊以上の英語の勉強法の本を読み漁り、先人の知恵を参考にしながら自分自身で勉強方法を改良し続けてきました。
その結果として、TOEIC900点を取得、英検1級を取得することが出来ましたので、私の勉強方法の根っこの部分を紹介したいと思います。
※当ブログはアフィリエイトプログラムに参加していますが、教材の無償提供などは受けず、公平な目線で記事を書いています。
結論:作業を無くすことが一番大事
「勉強時間を増やすことが大事」
これに異議を唱える人はいないでしょう、私もこれは大賛成です。
しかし、1日に1時間以上勉強してもTOEICのスコアがビクともしないのであれば、その「勉強時間」の内訳を疑った方が良いと思います。
結論、「作業を圧縮して、勉強時間を増やすこと」が一番大事です。
「勉強」と「作業」の違い
まず、突然ですがクイズをさせてください。
次のうち、”勉強”だと思うものを”全部”選んでください。
- A:TOEICの公式問題集の知らなかった単語を集めて単語カードにする
- B:TOEICの公式問題集を時間を計って解く
- C:文法問題集の知らなかった問題の解答根拠を理解する
- D:英語の音声教材(スピードラーニング的なもの)を聞き流す
私が思う”完全”に”勉強”だと思う選択肢は1つだけです。
C:文法問題集の知らなかった問題の解答根拠を理解する
意外に思われた方もいると思いますので、他の選択肢を1つずつ見ていきましょう。
A:TOEICの公式問題集の知らなかった単語を集めて単語カードにする
これは、私も昔やっていましたが、「作業」です。
意識を変えて頂きたいのですが、「作業」と「勉強」は全くの別物です。
100時間作業をしてもTOEICの点数は上がりません。
極端な話、作業はあなたが貴重な時間を使ってやらなくても良くて、他の誰かが代わりにやっても変わりません。
具体的には、単語を覚えたい場合は、abceedのようなアプリを活用するべきです。
abceedを使えば、参考書を購入した段階で「単語カード」が最初から出来ています。
そうすれば、単語カードを作るのに必要な作業時間を「覚える時間」に使うことが出来ます。
忙しい社会人も受験生も、「作業は少額のお金を支払って代用すべき」です。
私も、高校二年生の頃に、せっかく「DUO」を買ったのに、DUOの見出し単語で単語帳を作り、貴重な時間を無駄にした苦い記憶があります。
HUNTERxHUNTERでクラピカの師匠が言っていた「とても丈夫でよく切れる刀を具現化するぐらいなら、実際の名刀を買った方が良い」の教えは勉強にもあてはまります。
B:TOEICの公式問題集を時間を計って解く
これに関しては、必要ではありますが、その多くが「作業」です。
※もちろん、「経験」になるので、「慣れ」につながりスコアアップにつながることは否定しません。
TOEICの問題を解いても、そこで何の知識も身につかなければ、それは「勉強」ではありません。
解けなかった問題、聞き取れなかった音声、意味が取れなかった文章を復習をすることで、ようやく「作業」ではなく「勉強」になります。
問題集を解くのは、知らない問題と知っている問題を分類する作業です。
知らなかった問題を次は解けるようになるように知識を身に着けること、それが「勉強」です。
D:英語の音声教材(スピードラーニング的なもの)を聞き流す
聞き流すだけでは、一切勉強にならないので、ムダと断言します。
もう高い教材を買ってしまった方は、その教材の文法や単語を理解した上で、何度も音読すれば、そうした教材からも学びはあるのでムダにならないと思います。
ただし、その用途に対して、より適した教材が、スピードラーニングの1/10以下で買えることを考えると・・・スピードラーニングがサービス終了した理由がよくわかりますね。
ここでまとめます。
「勉強」とは自分の知らなかった知識を習得することです。
問題集を解くのは「勉強」するために、知らない問題と知っている問題を分類する「作業」です。
知っている問題を何度も解くことは、「勉強」ではなく「作業」なので、無意味です。
では、具体的にどうすればいいの?
結論:問題集を解くときには、「◯△✕勉強法」をしましょう。
こちらの勉強法を紹介します。
問題集の最初の1週目は仕分け作業です。
解き方がわかる問題は◯
解き方に自信がない問題は△
全くわからない問題は✕
の印をそれぞれつけます。
2周目からは△と✕の問題のみ解き、また◯△✕の印をつけていきます。
これを全ての問題が◯になるまで繰り返します。
これだけです。
※勉強アプリで有名なAbceedでも同様の勉強法が可能です。
この勉強法の何が良いか?
それは、作業時間を最小化し、勉強時間を最大化できることです。
何度も申し上げているように、解ける問題を何回解いても、解けなかった問題が解けるようにはなりません。
つまり、TOEICスコアは上がりません。
そのため、限りある勉強時間は「解けない問題を解けるようになること」に使うべきです。
この勉強方法を実践することで、最初の1周目(解ける問題と解けない問題の仕分け作業)を終わらせてからは、復習すべき問題≒解けなかった問題に勉強時間を費やすことができます。
また、参考書を周回する際に、○が増えていくことで達成感を味わうことができ、モチベーションアップにつながります。
結論、「作業を圧縮して、勉強時間を増やすこと」が一番大事です