こんにちは、ザトーです。
私は2022年の11月に英単語検定1級に受けて合格したのですが、2023年11月の試験では問題がガラリと変わり、超難化したという情報を聞きました。
その超難化について掘り下げて記事を書いていきます。
難化傾向について
私自身が以前書いた2022年11月試験の体験記事のように、英単語検定1級は誤答選択肢含めて究極の英単語Vol.4の見出し単語から出題されるので、しっかりその傾向に従って対策すれば楽勝な試験でした。
しかしながら、X(旧Twitter)を見る限り、突如として問題が超難化しました。
究極の英単語Vol.4にないどころか、「極限の英単語Vol.1」や「極限の英単語Vol.2」にすら掲載されていない英単語も、かなりの数確認されました。
※極限の英単語については、著者のなりしか氏の英単語を科学するをご確認下さい。
他人の投稿からそのまま引用するのは気が引けるので、どんな英単語が出題されたのか気になる方はXで検索してください。
英検1級の語彙問題よりも遥かに高難易度の英単語検定がここに爆誕しました。
英単語検定1級の語彙数は公式サイトによると「約12000語」のようですが、超難化後はそのレベルを遥かに超越した範囲から出題されているのですが、そのミスマッチはどうなんでしょうか・・・?
公式サイトのFAQに以下のように書かれていますので、どんな英単語も出てくる可能性はあるとはいえ、こんなに極端に難易度を変えてしまうと、検定試験としてどうなんだろう?と思ってしまいます。
英単語の一覧リストはありますか?
単検の受験希望者から「どのような英単語勉強すればいいですか?」「英単語の一覧リストはないですか?」といった質問をたくさんいただきます。
残念ながら英単語に関するリストや一覧の公開はしておりません。
なぜかと言いますと、資格や検定というものは対策をすれば取れるというものであってはいけないと、私どもは考えております。
日々の勉強の積み重ねにより、実力(単検の場合は英単語力)をつけ、検定に挑むというのが本来の姿です。
https://www.eitangokentei.com/tangolist/
少なくとも、公式が出版している問題集はレベルが違いすぎるので買う価値が大幅に下がりました。
合格率の変化について
さて、「試験問題の難化」は、必ずしも「試験の合格率の低下」とイコールの関係ではないことは皆さんご存じだと思います。
※例えば、英検でも問題が難しい場合は合格に必要な素点のボーダーが下がるので、合格率はそこまで露骨に下がらないですよね
そこで、合格率の変化を難化前後で比べてみました。
調査方法としては、公式サイトの「単検結果発表」のPDFに合格者の受験番号が並ぶのでこれを使いました。
各級の合格者の受験番号で一番大きい受験番号の下三桁を受験者数として、その数値で合格者数を割りました。
「受験に申し込んだけど当日に試験を休んだ人」や「各級の受験番号の最後の方に不合格者が連続している」を除外している点から、100%正確とはいえないですが、それでも十分な精度と考えてグラフにしました。
こちらのグラフのようになりました。
おわかりいただけるように、超難化した第35回では全ての級で合格率が下がっていますね。
問題が難化したことで合格率も低下したことがわかりました。
※実際に受験して自己採点した方の投稿をいくつか見ると、1級で8割を取れなくても合格できた方がいらっしゃるので、合格ラインも多少調整されたのかなと思いますが、それでも低下してしまいました、、。
4級は合格率がほぼ半減していて凄まじいですね。
2024年6月の問題を調査予定、続報をお待ち下さい
2024年6月23日(日)の第36回試験に申し込み、問題冊子から単語の傾向(難易度)についてまとめます。
来年の7月に記事を書く予定ですので、良ろしければお待ちください。