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【参考書の使い方解説有り】TOEIC500点を超えるための勉強法【初心者必見】

TOEIC500点勉強法・参考書
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こんにちは、海外経験無しでTOEIC925点を取得したザトーです。

「昇格試験のためにTOEICで500点を超える必要があるけど、何を勉強していいかわからない」

「インターネットで調べてオススメの参考書はわかったけど、どう使えばいいかわからない」

「他サイトで、オススメされている参考書の数が多すぎて出来る気がしない」

そんな悩みをお持ちの方のためにこちらの記事を執筆しました。

今でこそTOEIC900点ホルダーですが、高校年3の夏に「センター試験の過去問が5割しか取れなかった」、「英語ができない人の気持ちも理解している」ザトーが、「英語初心者がTOEIC500点を超えられる勉強法」を紹介いたします。

※当ブログはアフィリエイトプログラムに参加していますが、教材の無償提供などは受けず、公平な目線で記事を書いています。

TOEIC500点のレベルとは

大学生時代の周囲のスコアを思い出すと、大学受験を経験した高校生がTOEICを受験すると、400~500点ぐらいの点数になることが多いと思います。

※大学受験で英語が苦手な人は、300点台を取る印象。

大学受験に向けて勉強してきた人の中で、英語がある程度得意な人は対策ゼロでも取得出来るレベルだと思います。

「簡単な語彙のみを使った文章をゆっくり読むことができる」が私の思うTOEIC500点の到達点です。

私の社会人経験上、500点前後のスコアは転職や昇格などで「足切りライン」として使われていることが多いです。

TOEICの平均スコアは602.4点、標準偏差は167.8点なので、TOEIC500点前後は偏差値約45です。

※参考:平均スコア・スコア分布 詳細 (第295回)

誰でも少し頑張れば届くレベルなので、「足切りライン」に使われやすいのかなと思います。

誰でもちょっとやれば取れる点数なので、サクッと勉強して突破してしまいましょう。

勉強方法の基本

TOEICのお話をする前に、勉強方法の基本をご存じですか?

勉強方法に自信がある方以外には、当ブログの↓の記事をオススメいたします。

勉強の基本 「作業」と「勉強」の違い

こちらの記事に書きましたように、TOEIC500点を取るために「単語帳を作る」「まとめノートを作る」勉強法を考えている方は、「遠回り」なのでご注意ください。

参考書の数は絞るべし

TOEIC500点を目指すレベルの学習者へのアドバイスとして、「参考書はたくさんやらない方が良い」です。

まず、「ヒトは忘れる生き物」なので、学んだ知識を定着させるには、「覚える⇒忘れる⇒思い出す⇒忘れる⇒思い出す・・・」のサイクルをグルグルと回すことが必要です。

そして、忘れてから思い出すまでの間隔が長いと、「完全に忘れてしまう」ことになり、覚えたことの大部分がムダになります。

つまり、学んだ内容が「うろ覚え」のうちに「思い出す」ことが大切です。

TOEIC500点を目指す層は、英語の学習を長時間持続することにまだ慣れていないと思われます。

長時間勉強できず勉強量が足りないと、一度勉強してから復習するまでのサイクルが長くなりがちです。

その上、英単語はこの本、リスニングはこの本・・などと何冊も並行して勉強すると、なおさら復習間隔が広がってしまいますので、更に学習効率が悪くなります。

まずは1冊を完璧にする!完璧にしたら2冊目!を基本に勉強されると良いです。

世の中の英語上級者で、これと違うスタイルの方を私は知りません。

また、大学生さんなど、高校以来あまり英語の勉強をしてきていない方に言いたいことですが、「大学受験の参考書の復習は不要」です。

1つ目の理由として、TOEICは出てくる英単語の傾向が独特なので、TOEICに特化した参考書を使わないと、「TOEICに出てくる単語を覚えず、TOEICに絶対出ない単語を一生懸命覚える」ことになります。

例えば、犯罪・ロマンス・裁判・医学・宗教・戦争に関する単語は、どうせ出ないので対策ゼロでもかまいません。

※仮に文中で出題されても、問題を解くうえでは不要なことがほとんど。例えば、Part7で「医学セミナーの日程表」に【insomnia:不眠症】のような難しい英単語が混ざることは十分にあり得ますが、「insomnia」が何かわからないと解けない問題は出ません

2つ目の理由として、大学受験では「難解な構文」「難解な文法」などが頻出ですが、TOEICでは違います。

現に、私はTOEIC900点を超えていますが、大学受験用の構文集を読むと「知らない知識がたくさん有ります」。

TOEICの点数を上げる目的であれば大学受験で使うぶ厚い構文集は不要ですので、難しい構文を一生懸命覚えるのは効率が悪いです。

※難しい構文を覚える優先順位が大学受験よりも低いだけで、簡単な構文は普通に出てくるので注意

特に、500点突破を狙う層であれば、「TOEIC用の文法問題集」を最初から使って、知らない構文を覚えるぐらいが効率的だと思います。

オススメの厳選参考書2冊

ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!

TOEIC500点近くを目指すために、1冊だけ選ぶとするなら間違いなくこの参考書だと思っています。

職場で同僚などに、英語の勉強法を教えることが多いのですが、初心者にはこちらの参考書をオススメしています。

なぜ、この参考書なのか?その心をご説明しましょう。

まず、こちらの参考書はALL IN ONEを冠すように、単語・熟語・リスニング・文法の全てを学べる参考書になります。

前述したように、復習効率を考えると、英語学習の初心者は1冊をしっかり終わらせるのが鉄則です。

少ない参考書で実力を上げようとすると、1冊で知識を全体的に上げられるこちらの参考書が合理的です。

次に、この本は圧倒的に復習の効率が良くなるように工夫されています。

大学受験でDuoを使われていた方は、Duoの復習用CDを使えば1時間で大学受験の頻出単語をおさらいすることが出来て、非常に効率的だったことを実感されていると思います。

この本は、言ってみればTOEIC向けのDuoです。

TOEIC頻出単語・熟語や頻出表現を含んだ例文が詰め込まれています。

さらに、音声を使えば30分で復習が終わります。

1日に聞くだけなら30分の時間を捻出出来るサラリーマンは多いと思います。

※通勤時間が片道15分以下の方を除けば、通勤時に耳で勉強すれば1日1周できますね

ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!の使い方(3カ月で習得)

どんな良い参考書でも、途中で挫折しては何にもならないので、挫折しにくい使い方をお伝えします。

まず、こちらの参考書で普段から使用するのは1章のKey Sentencesだけとします。

2章と3章については、1章のKey Sentencesで理解できないときに、該当部位を読み込めば良いでしょう。

いきなり完璧を目指すのは、非常によくある挫折パターンの1つです(私が高三のときにDuoで踏んだ轍です)。

1章は001~251の例文で構成されていまして、この例文を全て英文を聞いた瞬間に意味が理解できるようになれば、TOEIC頻出の1876単語・熟語と頻出文法知識が身に付きます。

この251の例文を攻略するためのファーストステップとしまして、251の例文を50例文ずつ、5セクションに分割しましょう。

001~050⇒1セクション

051~100⇒2セクション

中略

200~251⇒5セクション

という具合です。

セクション分割によるメリットは、復習効率が良くなることです。

1日10文の例文を理解し、001から始めて251まで終わったら再度001から2週目を勉強・・・とすると、1週目と2週目で24日間の間隔が空いてしまうので、ほとんど忘れてしまうデメリットがあります。

同様に1日10文のペースで進めるにしても、1セクションに1週間かける前提で、こんな学習計画を立てると有効だと思います。

月曜日:001~010
火曜日:011~020
水曜日:021~030
木曜日:031~040
金曜日:041~050
土曜日:001~050の総復習1回目
日曜日:001~050の総復習2回目

こうすることで、1週間で例文に3回触れることが出来ますので記憶の定着が良くなるはずです。

例文の勉強の仕方

この参考書の最終ゴールは「全ての例文を聞いた瞬間に、意味がイメージできるようになる」ことです。

第一段階では、英文を丹念に読み込んで、英文の構造を理解します。

知らない英単語や文法事項は、いちいち考えずに例文下の解説をすぐに読んでも良いので、「正確に読むこと」にこだわってください。(1文3分として1日30分ぐらいで終わらせちゃいましょう)

基本的な文法事項で意味が分からないものがあれば、Youtubeで検索すると、中高生向けの良い動画がたくさんありますので活用しましょう。

また、単語の解説に書いてある「関連語」は、現時点ではチラ見ぐらいで、完全に無視していただいて結構です。

1日のタスクの10例文の「構造理解」が終わりましたら、勉強した10例文(時間にして1分半ぐらい)を文章を見ないで「耳で聞いて理解」してください。

「耳で聞いて理解」できない部分は、「正しい音に反応できていない」部分ですので、あなたの「リスニングの弱点」です。

例えば、自分はTOEICの勉強を始めたばかりの頃、TOEICのリスニングの超頻出フレーズの「Let me know」が全然聞き取れなかったです。
※アナと雪の女王の「Let it go」がレリゴーになるのと同様に、レミノーになります

聞き取れなかった時には、CD音声を聞きながら文章を見ながら発音するトレーニングをしましょう(正式には「オーバーラッピング」と言いますが、「カラオケの練習のイメージ」の方が分かりやすいと思います)。

普段のカラオケの練習では、同じ曲を何回ぐらい練習したら人前で歌えるようになりますか?

最低5回は必要だと思うので、最低5回は練習しましょう。

土曜日と日曜日の総復習では、いきなり音声を使って復習しましょう。

耳で聞いて理解できないところを探し、そこを必要に応じて「正確に読む」練習をしつつ、「カラオケの練習」のような音読訓練で、正しい音を耳に定着させましょう。

このようにして、5週間かけて5セクションが終わらせたら第一段階は完了です、お疲れ様でした。

第二段階では1セクション/1日のペースで学びましょう。

2週目では、1週目の土日の総復習と同様に、耳で聞いて理解できないところを探し、そこを必要に応じて「正確に読む」練習をしつつ、「カラオケの練習」のような音読訓練で、正しい音を耳に定着させましょう。

全体を5周ぐらい出来れば、第二段階が完了です。

第二段階が完了しましたら、1冊通しての復習を毎日行う第三段階に移行しましょう。

この段階になったときに油断して「聞き流すだけ」になりがちですが、記憶の抜けをしっかりメンテする役割のある大切な期間なので、音声で聞き取れないorわからないところを発見するのに集中しましょう。

TOEICの問題の解き方を身に着ける

ALL IN ONEでTOEIC500点を取るうえでの基礎力は十二分に身に付きました。

とはいえ、TOEICで点数を取るためには、TOEICの出題形式や問題の解き方を身に着ける必要があります。

TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術

結論:こちらの「直前の技術」が非常にオススメです。

「Part2(流れた質問に対して、最も適切な応答を選ぶパート)では、流れた質問と同じ単語を含む応答は不正解の確率が高い」など、実践的な技術が多いです。

11日完成プログラムなので、その通りに進めていけば良いです。

※試験まで時間が無くて1周出来ない方は、問題を解かなくてもよいので試験前日に「技術」を流し読みしましょう。TOEICのテクニックを何も知らなかった方は、それだけでも20点ぐらい上がると思います。

上で説明していますALL IN ONEの第三段階では、時間に余裕ができるはずですので、オーバーラップして始められると良いでしょう。

本記事が、皆さんのTOEIC目標達成の一助になれば幸いです。

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