英検1級の勉強法 PR

英検1級英単語の勉強法・使用した参考書のまとめ

英検1級英単語参考書・勉強法
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海外経験無しの英検1級ホルダーのザトーです。

「英検1級の過去問を見て、Part1の単語の難易度の高さにどう対処すればよいかわからない」

「英検1級の単語帳はたくさんあるが、どれをやればよいのかわからない」

こんな悩みをお持ちの方のためにこちらの記事を執筆しています。

※本記事で紹介した単語帳はどれも古くなってしまったので、主要単語帳ごとの2023年度試験の的中率をまとめた新たな記事を執筆しました。こちらの記事の方がこれから英検1級を受ける全ての方の役に立つと思いますので是非。

※当ブログはアフィリエイトプログラムに参加していますが、教材の無償提供などは受けず、公平な目線で記事を書いています。

英単語を制するものは英検1級を制す

英検1級のリーディングパートの25/41(61%)は語彙問題です。

かつ、語彙問題は「一番難しい」と言われているため、受験者間で大きな差がつくパートになります。

帰国子女などのバックグラウンドがあり、リスニングや英作文に自信がある方の中には、語彙問題対策は「最低限の失点に抑える」戦略を取っていらっしゃる方もいます。

もちろん、それも正解だと思います。

英検1級の1次試験の点数の取り方は大きく分けて

①リスニング・英作文で稼ぎ、英単語はそれなりで凌ぐ
②英単語で稼ぎ、リスニング・英作文はそれなりで凌ぐ

この2パターンに分かれるかなと思います。

ここで私のような「海外経験の無い、独学の挑戦者」は②の戦略を選んだ方が賢明だと、個人的には思います。

英単語で稼ぐ場合は、覚える単語量が膨大であり、長期の勉強期間が必要です。

しかし、覚えきってしまえば、100%確実な得点源になります。

こちらが私の1次試験のスコアですが、リーディングだけ合格者平均を上回っております。

英単語で稼ぐ戦略で22/25を獲得出来たことで、リスニング・英作文が足を引っ張りながらもギリギリ合格することが出来ました。

※私が受けた回では、1次試験後に解答速報を上げていらっしゃる英検1級指導のプロ講師の方でも23/25でしたので、この点数は結構すごいと自負しています(笑)

英検1級合格に必要な語彙力

英検1級合格に必要な語彙力は10,000~15,000wordsです。

そのときの私の語彙力をTest your vocabularyで測定すると17,300wordsでした。(高めに出ている気がするので、実質は15,000wordsぐらいだと思っています。)

英検1級で英単語で点数を稼ぎたい方は15,000wordsを目指されると良いかと思います。

使用した参考書

こちらの参考書を使いました。

英検1級 でる順パス単

まずやるべき一冊です。

英検1級に出てくる単語は、何度も繰り返し出題されていますので、過去問を分析して編集されたこの単語帳をまずやるべきでしょう。

英検1級に特化した単語帳の中では唯一abceedに対応しているので、学習がしやすく、この理由だけでも英検1級対策の最初の1冊として強くオススメします。

また、「頻出熟語」が300個掲載されているのもポイントが高いです。

「熟語」は4/25問しか出ないので、捨てる方も多いと聞きます。

しかし、英検1級は数点の滑り込みで合否がわかれることがザラにある試験です。

私も1次試験はあと1点素点が低ければ不合格でしたので、熟語を捨てていれば合格できなかったと思います。

そもそも、熟語の4問を捨てるのは、長文の大問1つを丸ごと捨てるのと同じインパクトの「捨て方」なのでお勧めしません。

「熟語」は私が挙げる全ての参考書の熟語を覚えても600語程度なので、完璧にして「確実な得点源」にすることをお勧めします。

究極の英単語vol.1~4

いわゆるSVL12,000のフル暗記です。

※SVL(スタンダードボキャブラリーリスト):アルクがピックアップした日本人が覚えるべき英単語12,000語です。

私は、TOEICに特化した勉強をしてきたこともあり、低レベル単語の抜け漏れを潰すために全冊やりましたが、時間が無い方はvol.4だけでも十分とは思います。

こちらもabceedに対応していますので学習がしやすいメリットがあります。

こんなにやっていられるか!と思われる方もいると思いますが、パス単を覚えた後なら、新規で覚える単語は意外と少ないです。

Vol4の3000語中、おおよそ半分ぐらいはパス単と被っているので追加で覚えるのは1500語ぐらいです。

出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX

こちらも英検1級に特化した単語帳です。

もちろん、パス単をやらずに最初からこの本を使うのも、ありといえばありです。

しかしながら、abceedに対応していないので、学習のしやすさを考えるとパス単を最初にやるのが良いと個人的に思います。

使い方として、パス単や究極の英単語に載っていない単語だけピックアップして、Ankiで覚えると良いです。

試験の長文問題に出てくる専門単語もしっかり載っているのがこの単語の特徴でして、「始祖鳥」や「準惑星」のような単語まで、しっかり網羅されています。

また、英検1級に頻出の英熟語も324語掲載されています。

パス単に収録されていない熟語が4割ぐらいあるので、広くカバーするために、こちらに掲載されている熟語も網羅すると良いでしょう。

出る順で最短合格! 英検1級 語彙問題完全制覇

問題の形式に慣れるために、本番と同じ形式でのトレーニングも必要です。

同様の問題集は旺文社からも出ているのですが、旺文社の方のレイアウトが使いにくいので、こちらを選びました。(こちらの参考書は一冊の見開きの中で、不正解の選択肢の単語の意味がわかります)

これまでの参考書で覚えた英単語の総仕上げとしてはこの本が最適かなと思います。

また、不正解選択肢を含めて、知らない単語だけピックアップしてAnkiで覚えると良いです。

英検1級 8日間で一気に合格!

英語学習のレジェンドである植田先生の本。

英単語に特化した本では無いですが、「英熟語」パートが優秀です。

パス単と英検1級単熟語 EXに載っていない、英検1級にコミットした英熟語が200語ほど載っていますので、その部分だけでも使う価値があります。

最後に

私の対策内容は英検1級対策としては、少しやりすぎの部類だと思います。

Archaeopteryx:始祖鳥

phytoplankton:植物プランクトン

intravenous:静脈内の

のような専門的な単語も上に挙げた単語帳で覚えました。

「こんな単語いつ使うんだろう?」と1,000回は感じたと思います。

しかし、TIME誌を購読していると、上に挙げた単語と同レベルの単語が「大量に」出てきます。

英検1級の単語帳で覚えた「dwarf planet:準惑星」をTIME誌で見かけたときにはちょっとうれしくなりましたね(笑)

TOEICとは違い英検1級を「必要だから」目指す人はいないと思っていまして、「取りたいから」取る方が大多数でしょう。

※30年近く生きていますが、昇格条件や募集要項に英検1級があるのを見たことが無いです。

そして、英検1級挑戦者のモチベーションの1つに「洋書を自在に読めるようになりたい」があると思います。

私の経験より、洋書を自在に読むには英検1級合格レベルの語彙力が必要なので、英検1級の単語勉強は間違いなくあなたの英語ライフに必要です!

モチベーションがなくなりそうなときは、「こんな単語でも、覚えておくとザトーが役に立つと言ってたな」と思い出していただけると幸いです。

こちらの記事が、みなさんの英検1級合格の助けになれば幸いです。

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